2016年シン・ゴジラ見た時の感想
昨日、やっとシン・ゴジラを見てきた。
謝らせてください。
枯れたとか言ってて、すんませんでした。
やっぱり庵野秀明氏は天才だった。
オタクが一番見たいものを作ってくれる。
新劇場版エヴァすら見てないほどに庵野氏から興味を失っていた私だけど、
初めて「トップをねらえ!」を見たときの興奮を思い出した。
エヴァじゃなくてトップ。
なんでかというとトップが大好きだからである、個人的に。
公開終了まで繰り返し何度も何度も見に行こうと思う。
月曜に2回目行く。
隣の席の中年女性が、都心炎上のシーンで口元を押さえて絶句していたのが印象的だった。
決して荒唐無稽な怪獣映画の派手なアクションシーンではなくて、
私は5年前に、これに酷似した光景をテレビから見ていた。
21年前にだって、燃え盛る神戸の街をテレビから見ていた。
スクリーンの中にあったのは、戦火や災害で何度も何度も傷付きながらも、
その度立ち上がってきた日本の姿で、
日本だからこそ生まれたのが大怪獣映画なんだな、と初めて知った。
そしてゴジラが愛くるしい、美しい、愛おしい。
とんでもなく可愛い。
東京の街を焼き尽くす姿は神々しくもあり。
暴れまわるゴジラを見たときに
「ああ、先人たちがゴジラという素晴らしいキャラクターを日本に残してくれて、本当に良かった…」と胸がいっぱいになり、思わず咽び泣いた。
キャストテロップのトリを飾る野村萬斎の文字にとにかくグッッッッッときて、あそこが最後の私の涙腺直撃シーンだった。
何度も見るしBlu-rayも買うぞ。
お友達と上映会もしたい。