エメラルドグリーンの肌

ハロプロとか芝居とか漫画とかが好き。小説が書きたい。

RTIのおかげで、胸を張ってアイナナを好きと言えるようになった話。

私は元々ハロープロジェクトのオタクの、超新参マネージャーである。 今年の一月からはじめた、ほぼアニメから入ったようなペーペーの者だ。(第三部完結までクリア済)

きっかけは交流のあるハロヲタの方が「アイナナ面白い!」とずっとツイートしてたから。 私は女性向けゲームがとにかく苦手で、特に乙女ゲーは本当にダメ。乙女ゲー宣伝のアカウントとか目に付く限り全部ブロックしてるくらいに地雷だった。

でもやっぱ、ハロヲタの人が「面白い」って言ってるアイドルものなら、そんなに趣向に合わないことはないだろう…と思ったのと、 私が羽多野渉さんと佐藤拓也さんのwebラジオSBSのリスナー(有料会員)だったこと、そして出演者2人が口を揃えて「女性向けゲームであそこまで恋愛要素がないものも珍しい」「少年漫画みたいなストーリー」と称してたので、 乙女ゲーでないのならとりあえず大丈夫かな…と思い、正月テンションで軽い気持ちではじめた。

そして、とんでもないシナリオの上手さと巧みさ、楽曲の良さ、キャストの熱演、音ゲーの楽しさなどにより、 楽曲をiTunesで買い占め、 今まで興味のなかったキャラクターのぬいぐるみを買い漁り、 Twitterで素敵なイラストやぬい写真やコスプレ写真をあげられるアカウントを軒並みフォローしてまわり、 ついにアイナナ初のライブのライビュにも2日間通いつめるまでになった。

でも、私はなんとなーく、アイナナが過去炎上して人が大量に去った事件があったことを、知っていた。 詳しくは知らないし、今も自分の心の平静を保つためにあえて調べようとはしてない。 だから、ハロヲタさんの口からタイトルを聞いた時「あっ、あの炎上したやつか」と思って、印象はよくなかった。

だから、身の回りの人達に「今は一番アイナナにハマっとるし、アニメもめっちゃ出来がいいねん!」と言えなかった。 アイナナを知らないっぽい人を選んで話題を振ったけど「…ああ、アレね…」と、明らかよく思ってないリアクションが返ってきたから、早々に話題を変えたこともあった。

アイナナを好きでいることに、なんかずっと罪悪感があって、とりあえずネット上だけで大騒ぎする事にした。

本当に何年かぶりにアニメをリアルタイムで追って、泣きながら最終回を見たし、 今まで何がいいのか全然わからなかったキャラクターぬいぐるみを、みなさんの可愛い写真をきっかけに「可愛い!欲しい!」と思うようになり、 無理のない程度に…と少しづつ買い集めたら、もうとんでもない数になっちゃったし、 ヒトカラでストーリーを思い出して泣きながらメモメロやリスポを歌い、 毎日ゲームにログインして現在配信中のエピソードも全部読んだ。 アイナナ感謝祭vol.3のライビュにも行って小野賢章さんと増田俊樹さんによる「Fly away!」披露に、死ぬほど喜んだ。 最高に満たされた時間だった。

ハマってるものがあると、毎日最高に楽しい。 私はハロヲタだから「どのキャラになんのハロプロ曲を歌わせたらハマるかな?」とか妄想するのもめちゃくちゃ楽しかった。

ただ、誰にもその楽しさを、リアルで打ち明けないままだった。

そして、全マネージャーが待ち焦がれたという、運営も悲願の3年越しのライブ開催。 まさかの1stライブがメットライフドーム。 こんな新参までご相伴に預かっていいのだろうか、と思うくらいの盛り上がりの中、 当日が来るまで本当に楽しみで楽しみで、 ハロヲタの時もそんなにしない、推し色のアイテムを身につけての参戦の為の服の買い出し、ネットで調べて作ったぬい痛バ、 とにかく初めてづくしで楽しい準備期間を過ごして、前日はライビュ参戦だと言うのにワクワクして眠れなかった。 17時から開演なのに、落ち着かず朝から出かけて開演まで時間を潰した。 1人だけど、ずーーーっと楽しい時間だった。

そしていざ開演してみたら、 想像を絶するとんでもない完成度と、 運営、キャスト、スタッフ陣、そして全マネージャー達のめちゃくちゃな熱量が伝わる、 ドルヲタの私も唖然とするほどの規模の大きなライブで、 生まれて初めて「声優なのかキャラなのか分からない」という気持ちを知った。

そしてその幸せすぎる余韻が、1週間経った今でも、ずーーーーーっと続いている。 この余韻が続いてずっと夢見心地なの、私は以前経験したことがある。 2014年の道重さゆみさん卒業コンサートと、2017年の嗣永桃子さん卒業コンサートだ。

このふたつの卒コンの共通点は、私たちヲタに「報われた」と思わせてくれたところである。

一般的に、どんなに円満的に迎えた卒業であってもファンはやっぱり一瞬「裏切られた」とか「置いてかれた」って思ってしまうものだ。

しかし、この2人は全く違った。 今まで彼女達を応援していて、本当によかった、私が彼女たちに注いだ愛は成就して報われたって、そう思わせてくれた。 2人はとてもクレバーで頭な回転が早くて、自分がどう見られているか、ファンは自分に何を求めているのか、俯瞰でちゃんと把握できて、そしてそれに応えられる、とても優秀な人達だった。

アイナナ運営もそういうことだ、 マネージャーが何を求めているか、どうすれば一番喜んでもらえるのか、どうすれば皆ストレスなくイベントを楽しむことが出来るか、 それをきちんと把握して、このライブを実施したのだ。

ずっとアイナナが好きであることに、変な罪悪感を抱きながらここまでやってきたけど、 そんな周りの目ばかり気にする失礼なファンにも、スクリーン越しに最高のライブを見せてくれて、なんだかもう、申し訳なさすら覚えた。

今でも色んなバッシングがあることは、見ないふりしてるけど知ってる。 でも、アイドリッシュセブンを好きでよかった。 アイドリッシュセブンに出会えてよかった。 私は、アイドリッシュセブンを好きでいることにより、報われた。

だからもう、周りから良かれと思って「でもアイナナは以前、こういう炎上騒ぎがあってね…」と窘められても 「それでも大好きだから」と、まだちょっと怖いけれど、そう断言しようと思う。

どこに出しても全然恥ずかしくない、 伝説のすごい1stライブを大成功させた「アイドリッシュセブン」という作品のファンであることに、誇りを持って胸を張って生きていこう。

そういう風に思った、という、この上なく個人的な話。